台南南区にある「水交社」は、昔の「眷村」である。
中国から来た軍人達の眷属が住む町として知られているが既に廃村された。「水交社」にはたくさん当時の建物が残されているため、「眷村文化センター」として保存されています。
眷村である水交社
少し前から都市の発展に従って近所一部の地域は新しいビルが建てられ、過去と現在混合した矛盾な街並みになった。
「眷村文化センター」の地域にハンドメイドの工房がたくさん出店したお蔭で文化発信地として「水交社」は有名な観光スポットになりました。
ただ、台南はまだまだこれからもっと進化していくため、歴史価値のある遺跡は当然大事に保存していくけれど、「水交社」のような、ただ思い出がいっぱい集まるレトロな村はとうとう廃止の運命を迎えた。
これから増えていく人口のため広い空き地を有効に利用すべく開発を予定した。近いうちにこの景色は消えるだろうか?
でも写真として永遠に残せると思ったら、そっとカメラを構えた。
今、この瞬間を誰に見せて、その方もまた誰かに伝えれば、思いは広がって行く。
文化はこうやって伝わってきたことが分かった。
水交社へ行くには
「水交社」へ行くには駅からタクシーでいくのが一番便利です。
ただ「水交社」の敷地はかなり広いので、タクシーの運転手さんに住所を伝えましょう。もしくは「西門路一段」を伝えれば、つれていてくれるはずです。または有名な林百貨店から一本の道を歩くだけで着きますが、遠い。
昔から台南の運転手に勝手に道を遠回りされたりすることがありました。(台湾人にも容赦なく。)心配ならばタクシーアプリを使って信頼できるタクシーを呼びましょう。
台南市内だけではなく、全台湾ネットワークを持っているので、遠慮なくお問い合わせください。指定された時間と場所に運転手さんがすでに待っててくれます。数時間貸し切りの場合は皆さんを行きたい所に連れて行ったら、荷物の保管サービスがあります。荷物の多い方はぜひ!
水交社散策
今回はハンドメイド工房「木梁作」に行きたくて「水交社」にやってきました。
遠回りされた後、「木梁作」から少し離れた所にやっとおろしてくれた。
不満な気持ちはこの素晴らしい景色を見た瞬間ぶっ飛ばれた。
ああ、のんびりしたこのさわやかな雰囲気が好きです!レトロ感のある屋敷が点在、広がる草原の視野もよく、まさに台湾日和。
少し散歩してみましょう。
新鮮な物事を求める旅行者にとって少々インパクトが足りないかもしれませんが、混雑な街より緑を感じたい方には丁度いいと思います。
ついでにハンドメイドもできるし、一石二鳥。
古い廊下を潜ると、公園があります。
私たちの運がよかったみたいなので、今日しかない生コンサートが聞けた。
テレサテンの曲です。懐かしい音色はレトロ感たっぷりの「水交社」にピッタリの選曲です。
入口にもあった大きい木、まるでジブリの世界!
ハンドメイド工房
公園の反対側に工房の屋敷があります。
「木梁作」以外にも、竹工芸、ガラスなど、ここはハンドメイドが好きの方にとって聖地(笑)!
工房は基本毎日やっていますが、閉まる時もあるので、来る前に一度お問い合わせしたほうがいいかもしれません。
また都市再開発のせいで「水交社」は今年6月いっぱいで壊されそうです。
工房はこれから台南市の何処かに引っ越しするので、詳しい情報はまた工房のホームページをご覧ください。もしくは台湾日和のサイトをチェックしてみてくださいね!
水交社インフォメーション
清の時代から残された古い町「水交社」、現在遺跡として台南政府に管理されています。
住所 | 702 臺南市南區興中街67號 |
電話 | 06-7228488 |
時間 | 公園は24時間ですが、工房は18時まで。 |
SNS | https://www.facebook.com/Shuijiaoshe/ |
投稿者プロフィール
- 台湾・日和のオーナーであり、台湾中国語教師、そしてWebデザイナー。台湾高雄出身。台湾の旅情あふれるなつかしい空気感やレアな旅情報を本場台湾人目線で日本にお伝えすべく、日々奮闘中。
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