台南駅から、大体30分で着く古い団地「水交社」はハンドメイド体験教室聖地として知られています。
都市再開発が進むためほぼ解体され大きくて新しいビルが次々建てられる中、「水交社」の古い屋敷がとても目立ちます。
ここで残念なお知らせがありますが、今年6月いっぱいで、「水交社」とうとう解体される運命を迎えた。これから紹介する銅製腕輪体験工房「木梁作」は拠点を神農街に移す予定です。
銅製品工房「木梁作」
「木梁作」では銅製品の手作り体験レッスンが行われています。
工房は「水交社」の一番奥にあります。
時々師匠の王さんはイベントのためほかの所へ出張レッスンに出かけるので、行く予定が御座いましたら、一度お問い合わせしてみたほうがいいと思います。
木梁作でハンドメイド体験
1時間半から2時間でできるの作品は銅製腕輪です。パンフレットにはほかの体験コースが載っていますが、あまりお時間のない旅女子にとっては銅製腕輪が効率の高い作品です。
「木梁作」に入ってみましょう!
近所の台湾人と学生達がまじめに自分の作品に集中して金槌で文字を銅製腕輪に叩き込んでいました。ドドドドドドと落ち着く音が響きます。
作品を作りながら、皆さん時々雑談もしますので、中国語でコミュウニケーションしてみたら、台湾人のパンフレット仲間ができそうですよ。
犬がうろつく工房
犬も「木梁作」の特徴です。
何年前から台湾では野良犬と野良猫の数を減らすため「彼らの里親になってください」と運動を起こして、安楽死される予定の野良犬と野良猫をたくさん助けました。
「木梁作」王さんは一気に5匹も引き取ったそうです。
普段は犬たちは工房の中でうろうろしていますが、決して皆さん向かって吠えたり、もしくは皆さんを噛んだりしませんので、犬苦手の方も安心してください。
銅製腕輪を作る
銅製腕輪の体験コースの流れを紹介します:
- 好きなデザインと色を選ぶ
- 加工作業
- 文字を刻む
- 丸くしてから最後の調整
- 磨く
銅製腕輪の体験コースは一人500元。
もし友達と一緒に参加したら、もっと安いですよ!
銅製腕輪の表面に記念として好きな文字を刻むことができます。(英語、数字)
1、好きなデザインを決めます
作業台の上に30種類以上のサンプールが置いています。好きなデザインを選びます。
色は「金」と「赤」二つ、赤はピンク色になるのて、つけたら女子力アップ!アップ!
2、刻み練習
作業が始まる前に、まずは文字刻みの練習をさせられます。
叩き込みたい文字を黒ペンで金属の台に書いてから、順番に打ち込んでいきます。
コツは特にありません。
金属の棒を常に真っすぐに立たせていれば文字がきれいに刻まれます。
文字と文字の隙間はセンスです。個人的に少しバラバラのほうが個性的でお洒落に感じます。
準備ができたら、正式に作品を作っていきましょう!
3、自分のサイズに合わせて長さを決めます。
まずは皆さんの腕を図ります!
配られた銅の棒を作業用のハサミで切ります。
かなり力が必要なので、皆さん頑張ってください!
基本的に長めに切ると王さんが指示をしてくれるはず。
4、加熱作業
切り取った棒が固いので、温めて柔らかくしてから文字を叩き込みます。
火を扱うので、くれくれも安全を気を付けてください。
皆さんが作業する時は必ず王さんが立ち会ってくれます。王さんがほかの生徒さんを指導する間は勝手に加熱道具を使用しないこと。
加熱の時は熱く感じますが自然現象です。
心配なら、王さんそっと皆さんの手をとって誘導してくれます。基本的に皆さんご自分自身の手で作品を完成していくのが「木梁作」の主旨です。
5、シミを取り除く
温めた後の銅は大変熱いので手で触らずに鉗子を使って隣に置いている水の中に銅を入れましょう。火傷を気を付けてくださいね。
少し冷やしたら、銅の表面に錆の様な傷ができますが、それを落とすため、次は鉗子で銅を化学液(酸性)にいれれば、表面がツルツルになります。最後にもう一度水で銅を洗ってくださいね。
6、材質作り
もし表面に材質とかを作らないなら、次は文字を叩きこむだけで完成です。
私はこの一本一本の材質を選んだので、まず道具を使って表面に傷をつけていきます。
7、記念文字を刻む
今回刻む予定の文字は台湾日和の英語バージョン「Good Taiwan」。
予算が足りないため、現在英語と数字以外の記号を打ち込むことができませんが、将来に注音が打てるとうれしいですね。
そして台湾日和を代表する笑顔は王さんが特別な道具で直接書いてくれました!
8、捻じるデザイン
文字を全部叩き込んだら、次の作業台に移動。
棒を固定してから、上を挟んで捻じる、そうすると綺麗に捻じられます。
これもかなり力は必要なので、皆さん頑張ってください!
9、丸く曲げる加工
最後の作業です。手首の太さに合わせて銅棒を丸くして完成です。
ここまで頑張ってくれば、もう大丈夫です。
細かい調整は王さんがやってくれます。
皆さんはお茶を飲みながらおしゃべりしましょう。(笑)
10、両端を整える
出来た腕輪を磨く前に皮膚にかすり傷のないようにしっかりと両端の尖る部分を削ってください。
11、磨く
専用の磨きクリームを使えばあっという間に表面がピカピカ!!!
銅はシルバと違って扱いやすいからお風呂の時も付けたままで入れますよ。
それにお手入れもいりません、歯磨き粉で艶などを出させます。
2017年台湾の流行り表現で言うと「CP値が高い」です!
失敗したときの対策
作品を作る時に、間違えたらどうしようと、心配するかたが多いかもしれませんが、逆にいい味でたった一つの特別な作品ができると思います。
本当に何かあったら王さんがすぐに助けてくれますので、ご安心を。
以上、「木梁作」の体験コースでした!
銅製腕輪完成!
出来た腕輪はこちらです。とてもおしゃれで、ほぼ毎日つけてるので完全に愛用アクセサリー。
「木梁作」の銅製腕輪体験コースは一人でも楽しめるし、友達と二人で参加したらよい思い出になりそうですよ。腕輪に日付まで刻むと二人にとって記念すべきな品物に変身!婚約指はの代わりに使うのも格別と思いませんか?
台南に訪れたら、是非「木梁作」へ銅製腕輪作りを体験してみてください。
木梁作インフォメーション
「水交社」工房の予約は6月までとなりますが8月以降再開する予定です。詳しい情報はまた台湾日和をチェックしてみてください。
住所 | 702 台南市南區興中街7巷18弄6號 |
電話 | +886 937 921 953 |
時間 | 日にちによりますので。行く前に事前にお問い合わせください。 |
SNS | https://www.facebook.com/muliangzuo/ |
投稿者プロフィール
- 台湾・日和のオーナーであり、台湾中国語教師、そしてWebデザイナー。台湾高雄出身。台湾の旅情あふれるなつかしい空気感やレアな旅情報を本場台湾人目線で日本にお伝えすべく、日々奮闘中。
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